• 2020.06.16 Tuesday
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  12ヶ月で唯一、コースの中で煮物のトコが
味としての主役がいない。


主役は八つ頭なんだけどそれは干し筍、干し椎茸
身欠き鰊、昆布の味が混ざっていて何の味とは
表現しにくいものになっている。かといっても
ほかの味に助けられながらも煮物の中では
八つ頭が一番光を放っていて、不思議な一皿だ。

ほんとは尊重する何か食材の味があってそれを助ける
為に料理という作業をする事が多いし、そういう
料理がすきなのだけれども、今月だけはどうも
違う。けど、この料理はすごく好きな料理のひとつだ。

 

僕のイメージの中でだけなのかもしれないけど
丸ナスの湯葉餡かけも、冬瓜のホタテスープ煮も
主役を助けている脇役の主張も強いけど、まだ
どうにか主役を保っているし、強く主役を助けて
くれている。


でも、今月は特別なんだけど、それが悪い訳ではなく
どこか新鮮でどこか懐かしい何かがある。
それはいつもこの言葉で逃げるのだけども
言葉にならない。懐かしさのような少し暖かい
気持ちにさせる何がある。。


食文化が急激な変化をみせようと、日本人の奥底に
しみている何かなんだと思う。

 

それを感じるのは、カツオと昆布のお吸い物や、もち米系の
ご飯(特に赤飯は顔がほころんでしまう)、えごまにも
それを感じた事がある。唐の芋や八つ頭のねっとり系ではなく
ホクホク系の芋もそうだと思う。




本当はハレ(飲食店)で食べる料理ではないのかも
知れなくて、ケ(日常)にそんな料理が入り込めば
ほんとに作る役目は僕なのか?なんて思いないながら、
八つ頭の煮物を今月は作ってお待ちしています。

 

              やなが


今年もよろしくお願いします。


  • 2020.06.16 Tuesday 23:10
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Comment:
2010/01/17 11:00 PM, SHINYA wrote:
1年前にいただいた記憶のある料理も含めて、冬の季節らしい料理でしたね。
新しい器も拝見できたりして楽しかったです。
今年もまたよろしくお願いします。
花見企画も楽しそうですね。
期待しております。
2010/01/18 8:34 PM, やなが wrote:
いつもありがとうございます

お花見企画のDMも千葉大学生が協力
してくれていいモノができそうです。

お楽しみに!


こちらこそ今年もよろしくお願いします。



          やなが
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